2007年10月24日

Touch, or not

先週末のバタバタでストリーミング脳から流れ落ちていたので、ちと腐りかけてるけど上げときます(笑)。

Symbian S60もタッチパネルを採用との事で。
UIQとは完全に袂を分けてしまったからなのか、iPhoneにビビった株主をなだめるための方便なのか?(笑)
もっとどっしり構えてればいいのにね。

絶大な実績を誇るS60(ワタシは好きじゃないけど^_^;)にタッチUIが載ったら鬼に金棒じゃーん♪って思う人も少なくないかもしれませんが、そんな簡単な話なら苦労しない(笑)。
ちょっとネガティブな要素を思い付くままあげてみます。

■タッチ操作には物理的な大きさが必要
ハード全体の大きさもiPhoneと同程度の大きさが必要だし、GUIパーツも(実寸で)一定以上の大きさが必要です。ということは比較的大振りな端末(InternetTabletとかCommunicatorクラス)にしか適用できないハズ。

■GUIとの整合
S60のスクロールバーは、全体の長さや相対位置を示すインジケータ的な扱いなのでかなり細い。これをタッチできるように太くすると、1画面に表示できる情報量は当然減ります。
ラジオボタンやチェックボックスはそれ自体の大きさだけでなく、隣のアイテムとの間隔も必要ですから尚更です。

■ボタン操作との棲み分け
「どちらでも全ての操作ができる」というのは理想ですが、じゃあ何のために?という部分がないとただ冗長なだけですね。
「片方で全ての操作/他方では一部だけ」だと、できない部分をユーザーが意識して避けるか、意識してなくてもわざわざそんな事しないって部分でないとストレスになりますね。
WindowsMobileはコレですね。元々PDAからスタートしてるので、タッチ操作が主。それを補うボタン操作があるって位置付けです。
「ある部分はボタンで/別の部分はタッチで」だと、よほど全体の整合が取れてないと最悪ですね(例えばブラウザでのスクロールはどちらでもできるけどアドレス帳はカーソルのみだと、何でって思うでしょ?)。

■結局…
ふたつのUIを備えても意味なんかないんです。奇跡的なバランスが取れてないと、むしろマイナスなぐらい。
それぞれ向き不向きがあるし、UIとして理想とする方向が違うのですから。例えばマラソンランナーにボクサーの筋力(瞬発力)を付けたら最強でしょうか?実際には筋肉が重過ぎて走り切れません。そういう事です。
そもそもボタン操作だけで不自由なかったハズなのに、タッチ操作のせいでGUIパーツが大きくされて情報量が減少、あまつさえデモビデオではスタイラスを使っています。それって進化?退化?(笑)

もしかして「タッチ操作だけのS60」という事なのかとも思いましたが、それはアプリの互換性などで混乱の種になりますよね^_^;)。

…ってな事は百も承知だと思うので、お手並み拝見といきまひょか(笑)。

蛇足ですが、iPhoneが素晴らしいのはコンセプトを貫き通すために全ての操作をタッチ操作にしてしてる所(メニューボタンを除く)。これによりコンセプトはより明確になり、タッチかボタンか迷いません。とはいえ半ばヤセガマンなので、次期モデルで音量やキーロックなどのボタンが追加される事も大いにあると思います。UIとしてベストな選択より初物としてのインパクトを重視した、という事です。
結局タッチ操作が素晴らしいのではなくて、タッチ操作を素晴らしく見せるGUIを作りこんでいるのが素晴らしいんじゃないかと。
posted by kom at 16:54| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | PDA/mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
iPhoneには、側面に音量シーソー、サイレントモード用のスイッチ、上部の電源ボタンは、軽く押すとロックですが。touchは電源スイッチしかありませんが、個人的にはボリュームコントロールが、不便です。スライドしてアンロック、ボリュームをスライダーでコントロール、上部の電源軽押しで、ロック。うう〜む、改善の余地有りですね。
Posted by asterix at 2007年10月24日 21:16
あ、iPhoneには、ファームアップ(多分)で、メニューボタンのダブルクリックというか、2回押しというのも付け加わっています、iPodモードへダイレクトに遷移
Posted by asterix at 2007年10月24日 21:19
おっと、音量はともかくサイレントモード用スイッチは完全に見落としていました^_^;)。やはりクリティカルな機能はハードボタンになっていたんですね。
ボリュームって未だかつて使ったことないですけど、もし通話中に必要になったらタッチパネルでたらたらやってられないので、やっぱり必要かと^_^;)。
ファームアップでUI改善ってのも元祖iPodでありましたね(再生中に中押しでサーチモードとか)。その辺りの柔軟性はさすがAppleです。
Posted by kom at 2007年10月25日 01:42
いや実はSeries90(Communicatorじゃないやつね)は7710が1機種出た後、UIなどはS60に統合するってことでSeries90は1機種で終わっちゃったんです。なのでS60にタッチパネルってのはもう2年前から開発進んでいたしNokiaもそもそもタッチパネルはあったんですよ。ここにきてこんな発表をしているのはAppleへの対抗もあるけど、一部に言われている「急にタッチパネル化を開発」なんてことじゃないのですな。

Series90を見ていると上の懸念はまぁそれなりに解決はされているものと思います。左上から順繰りに落としていくメニュー体系もキー操作、タッチパネル操作どちらもわかりやすいものでしたから。てなことで7710を愛用していた身としては、S60のタッチパネル化は心配無しかなー、なんて思っていますが(笑)まぁなにはともあれ実機が出てくるのを待ちたいところですわ。
Posted by 香港@山根 at 2007年10月28日 00:35
★香港@山根さん
そろそろいらっしゃる頃だと思ってました(笑)。
まぁモノも出てないのにあーだこーだ言ってもしょうがないし、7710は触った事がないので何とも言えないんですが……^_^;)。
そもそもタッチとボタン操作を融合(または統合)させる事に意味があるのか、という部分が大いに疑問なワケです。タッチUIとボタンUIにおける“最適な”表示(GUI)は本質的に両立しないというのがワタシの考えです。
例えば、S60のホーム画面上のBTアイコンは単なるインジケータにすぎませんが、タッチUIならそれをタップしてBT設定画面を開いて欲しいですよね?
でもアイコンはすごく小さくてタップしにくい。仮に破綻なく大きくしたとして、ではボタンUIではどうやって選択するのか?
そういった、あちらを立てればこちらが立たずって問題を全て破綻なく、しかも使いやすく楽しいUIにまとめ上げられたら大したものです(笑)。

また、例えば7710の後継がS60 Touchで出たとしても、鬼っ子になるのは目に見えています。既存のS60用アプリは動いても実用に耐えないでしょうから。
だったらS60と部分的に共通のAPIを持つ別シリーズとして、タッチに最適なOSを目指すべきかと。S60という実績に、安易に上乗せしようという魂胆が見え隠れする気がします^_^;)。
Posted by kom at 2007年10月28日 01:41
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