2011年01月26日

[iPhone][iPad] 衝撃ルポ タイの悲しみ、バンコクに流れた血

AppBankの記事で、衝撃ルポ タイの悲しみ、バンコクに流れた血というiPhone/iPadアプリが出ているのを知りました。「衝撃ルポ」という陳腐極まりない(笑)枕詞が非常に不安にさせてくれますが^_^;)、たかだか350円(時価w)なのでものは試しと購入してみました。



ちなみにこのアプリはiPhone/iPad共用でどちらでも問題なく閲覧できますが、やはり大きな画面で見た方が写真にインパクトがあるのでiPadの方がオススメです。

結論から言うと、価格に見合った内容であったと思います。ショート ドキュメンタリーとしてコンパクトにまとまってますし、収録写真は100点近くとの事ですが最後までもたれることなくさくさくと読み切れました(枕詞の“ルポ”通り、コンテンツの半分近くは文章です)。

ちょっと気になったのが、赤シャツ=タクシン派=バラマキ政策の受益者であるとか、農業で食い詰めたイサーン地方出身の低所得者の反乱、と誤解されかねない記述のところ。
もちろんデモに参加した人達の大多数が、そのような属性であったとは思います。しかし、高橋教授の言う第三のグループ(赤い中間層)の存在がすっぽり抜け落ちているように見受けられるし、そう簡単な対立構造でないところがこの争乱の根深さと先行きの不透明さの根源にあるのではないでしょうか。

まぁ正直言ってワタシはタイの政治に詳しくありません…っていうか無知と言っていいくらいです^_^;)。しかし、なぜこの騒乱が起きたのか、これからタイはどうなっていくのか(あるいはどうしようとしてるのか)という事には非常に関心があるし、また現場に居られなかった者(居たかったワケではありませんが^_^;)として「現地で肌で感じた物」にも興味があります。確かに一般の報道では流れない生々しい現実は垣間見えましたが、表面的な報道には現れない深い部分に切り込めたか…というと若干の物足りなさは否めません(辛口失礼^_^;)。

あとがきの「今回の騒乱は終わりではなく、プロローグにすぎない」というくだりは正にその通りだと思います。いずれ遠からずやってくる節目の時に、更に凄惨な内乱状態になだれ込んでしまうのか、それとも不満を押し殺したままなんとかバランスを取っていくのか…。
まだまだ目が離せないタイ情勢ですが、このアプリは今回の騒乱の記録のひとつとして価値があると思います。
posted by kom at 22:45| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Thai | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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