
また文鎮化する事はそうそうないと思いますが^_^;)、最悪起動スプラッシュで止まってしまう事もあります(ありましたw)。この場合、どうにかして復元→再脱獄する必要がありますが、自力でやる覚悟とスキルのない人はやめておいた方が良いと断っておきます(笑)。
◆用意するもの
- iPhone(要脱獄w)
- FontForge
Windows版 簡単お手軽パッケージなるものもあるのですが、以前のビルドは気持ちいいくらいサクサク落ちてた(笑)ので、できればMac版がオススメ。 - iPhoneに入っているHelvetica.ttfとHelveticaBold.ttf
DiskAidなどを使って、iPhoneから抜き出す。フォントが入っている場所は、
/System/Library/Fonts/Cache/
念のため、バックアップコピーを作っておく事w - 使いたいフォント
イチからアウトラインを起こす人はそう居ないと思いますが^_^;)。有料無料は問いませんが、レギュラー/ボールドの2ファミリーが必要です(レギュラーしかない場合は後述)。
また、フォントの改変・再配布は著作権に引っかかる可能性があるので、基本的に個人利用に留めておくべきかと。
ワタシはタイプラボのキャパニトを使用。参考:書体関係 Wiki - freefont
◆手順
- 使いたいフォントをFontForgeで開く
- Element > Font Info...のGeneralで、Ascent / Descent / Em Size / Underline Position / Height の数値をiPhoneに入っているHelveticaに合わせて変更(キャプチャ参照)。
- Helvetica.ttfをFontForgeで開き、使いたいフォント→Helveticaへひたすらコピペする
ここでHelveticaを土台にするのは、フォント情報だけ偽装したフォントだと絵文字が表示されなくなってしまったからです。
ショートカットは効かないので、ウィンドウ内にあるメニューか右クリックから。Shift + カーソルキーで複数選択できます。途中の保存は適宜(拡張子は.sfdになります) - File > Generate Fonts... で保存
TrueType / No Bitmap Fontsだけ確認すれば、他のオプションは触る必要なし(のハズ)。 - HelveticaBold.ttfも同様に
試しにHelvetica.ttfだけで先に進めても構いません(むしろ推奨)が、Boldが使われている部分がかなりあるので最終的には両方必要です。
レギュラーしかない場合は、FontForgeで太らせて擬似ボールドフォントを作ります^_^;)。2.の後に Edit > Select > Glyphs Worth Outputting を選択し、Element > Expand Stroke... で。ただし機械的な処理なので、太らせすぎて破綻しちゃわないように。元々の太さによると思いますが、キャパニト-Mでは Stroke Width 30〜40くらいが限度でした。太らせ処理が終わったら、コピペ以降は同じです。 - DiskAidなどを使って、iPhone内のHelveticaを上書き
- iPhoneを再起動
Resplingだけで良さそうですが念のため。
うまくいったらフォントが変わっているハズです。
今回はiPhoneに特化した作業ですが、フォント情報をオリジナルに合わせるところさえ押さえれば、Windows MobileやSymbian(S60)用にすることもできます(AndroidもOKなようです)。